2008年04月16日
「定型」という救い
最初の1週間が終わり、休み明け。
恐怖の月曜日。
ここが一つの試練であると、たった5年間の経験であるが、そう
感じている。緊張から解放された気の弛みが一気に解放される
のが、その日。いわゆるリバウンドデイである。(ちなみに戦慄の
リバウンドデイは、周知のように、ゴールデンウィーク明けである)。
試練。試される。何が。
そう、黄金の3日間で何をやってきたかが。最初の1週間で何を
教えたかが、である。
どきどきしながらの出勤。気合いが入りすぎて7時45分に教室
に入る。やはり、朝の動きが鈍い。先週は出来ていた朝のボラン
ティア活動をやろうとしない子がちらほら。
そこで、くっちゃべっている子を背に、しっかり活動できている数
名の子を思いっきりほめる(そういう子が必ずいるから助かる)。
「えらいなぁ。忘れずにできるね。100点」
「おぉー、隅のゴミまで拾ってるの~。150点」
「えぇー、自分で考えてエプロンなのしてくれたの~!レベルア
ップしてるじゃん!200点」
「ぬぉー!忘れずに一役係やってる!!すごい記憶!300点」
(周りは苦々しい笑いに包まれる・・・)
かなり当てつけがましいが、とうとう数値は1000点にまで達し、
それに単純に乗じてくる子もいれば、何もしないのは立場がない
のか、「仕方ないか~」というような感じで動き出す子が散見され
る。いいぞー。褒める力。集団の力。
自分に言い聞かせたのは、唯一無二「叱らないこと」。
うまく言えないのだけど、気が弛むのは自覚の問題ではない、と
思っている。生理的なもの。だって、先週緊張の中でがんばった
んだから。みんなさ。
そんな時に叱ったって、百害あって一利なし。失うのは先週築い
た信頼関係のみである。
だから、笑って笑って、目障りでも驚いて褒めまくる。
案の定、近々の教室からは、激励のない叱咤の声が聞こえる。
どのクラスも必死なのだ。右から左から聞こえる。
だからこそ、さらに気を引き締める。「今日は絶対に叱らない」。
でも、やはり褒めるだけで万事うまくいくわけではない。気の弛み
は至る所で台頭する。ではどうするか。
救いはやはり「定型」である。新しいことには今日はチャレンジせ
ず、先週で教えた定型を持ち出して進めていく。
以下、箇条。
①「先生をしっかり見ている人100点」「おへそを向けている人20
0点」「手は膝の上の人300点」という決まり文句。もうすでにおよ
その子が僕のこの言葉を覚えていて、それを言い出すとちょっとし
た小声の合唱になる。
②漢字スキルの取り組み。「指書き-なぞり書き-うつし書き」。
③音読。「追い読み-交互読み-たけのこ読み」。
④五色百人一首(2回戦)。僕がうたを読み出すと、ザワザワした
教室もやはりピタッと静かになる。隙間にうるさくなるが、「先生に
声が聞こえた人はお手つきです」と言うと、緊張感が張りつめる。
⑤図工では酒井式ワークをさせる(ありの巣)。ただコピーしてさせ
ただけだが、集中している。傑作が続出。静寂の楽しい時間。
⑥極めつけは、チャレランの「ピラミッドチャレラン」。休憩時間も錯
乱したようにやっていた。
⑦給食システム。4校時終了2分前に、もう一度仕事の確認をして、
目標8分準備と告げ、一気に「散れ~」と号令。給食室が目の前な
のでこういう時はものすごく助かる。僕も黄色いエプロンを着て、せっ
せと大きいおかずを盛る。目標ちょうどあたりに終了(ゼィゼィ)。み
んなでイエイ!と言って、どのクラスよりも先に「いただきます」。
⑧給食おかわりシステム作動。12時45分になると「大きいおかず
5人分」・・・という「おかわりタイム」を告げるかけ声。先週と同様に
女子もおかわりに来る。同じ対応。例外なし。終わり次第メモに入る。
隙間なし。
⑨掃除は第2の仕事までしっかりさせる。例外なし。隙間なし。
⑩給食が早かった分、掃除も早く終わり、すぐに休憩へ突入。だが、
しっかりメモの全員点検はする。合格の人から休憩。それでも全員
が定刻には休憩に入った。押さえるところはゆずらず、でもやるべき
を果たしたならば大いにゆずる。メリハリ。疲れ果てた僕も、説教を
しているクラスを横目に、さっさと休憩に入る。
以上、長くなったけど、僕は黄金の3日間で教えたこと、最初の1週
間で教えた「定型」によって救われた。疲れたけど、良い一日だった。
僕が最初の1週間に無我夢中でやってきたことの意義を、この一日
で強く強く実感することができた。向山先生はこういうことが言いたい
のかな?なんて、フト思う。黄金の3日間の重大さを痛切に思う。
子どもたちは、その名の通り、まだ子どもである。生理的な弛みが頭
をもたげるとき(大きな行事の後など、そういう時が年に何度かありま
すよね)、特に高学年においては、説教は反感を買うだけである。や
る気を削ぐだけである。だからこそ、このような「定型」が不可欠であ
る。と思っている。何よりも希望の光である。
恐怖の月曜日。
ここが一つの試練であると、たった5年間の経験であるが、そう
感じている。緊張から解放された気の弛みが一気に解放される
のが、その日。いわゆるリバウンドデイである。(ちなみに戦慄の
リバウンドデイは、周知のように、ゴールデンウィーク明けである)。
試練。試される。何が。
そう、黄金の3日間で何をやってきたかが。最初の1週間で何を
教えたかが、である。
どきどきしながらの出勤。気合いが入りすぎて7時45分に教室
に入る。やはり、朝の動きが鈍い。先週は出来ていた朝のボラン
ティア活動をやろうとしない子がちらほら。
そこで、くっちゃべっている子を背に、しっかり活動できている数
名の子を思いっきりほめる(そういう子が必ずいるから助かる)。
「えらいなぁ。忘れずにできるね。100点」
「おぉー、隅のゴミまで拾ってるの~。150点」
「えぇー、自分で考えてエプロンなのしてくれたの~!レベルア
ップしてるじゃん!200点」
「ぬぉー!忘れずに一役係やってる!!すごい記憶!300点」
(周りは苦々しい笑いに包まれる・・・)
かなり当てつけがましいが、とうとう数値は1000点にまで達し、
それに単純に乗じてくる子もいれば、何もしないのは立場がない
のか、「仕方ないか~」というような感じで動き出す子が散見され
る。いいぞー。褒める力。集団の力。
自分に言い聞かせたのは、唯一無二「叱らないこと」。
うまく言えないのだけど、気が弛むのは自覚の問題ではない、と
思っている。生理的なもの。だって、先週緊張の中でがんばった
んだから。みんなさ。
そんな時に叱ったって、百害あって一利なし。失うのは先週築い
た信頼関係のみである。
だから、笑って笑って、目障りでも驚いて褒めまくる。
案の定、近々の教室からは、激励のない叱咤の声が聞こえる。
どのクラスも必死なのだ。右から左から聞こえる。
だからこそ、さらに気を引き締める。「今日は絶対に叱らない」。
でも、やはり褒めるだけで万事うまくいくわけではない。気の弛み
は至る所で台頭する。ではどうするか。
救いはやはり「定型」である。新しいことには今日はチャレンジせ
ず、先週で教えた定型を持ち出して進めていく。
以下、箇条。
①「先生をしっかり見ている人100点」「おへそを向けている人20
0点」「手は膝の上の人300点」という決まり文句。もうすでにおよ
その子が僕のこの言葉を覚えていて、それを言い出すとちょっとし
た小声の合唱になる。
②漢字スキルの取り組み。「指書き-なぞり書き-うつし書き」。
③音読。「追い読み-交互読み-たけのこ読み」。
④五色百人一首(2回戦)。僕がうたを読み出すと、ザワザワした
教室もやはりピタッと静かになる。隙間にうるさくなるが、「先生に
声が聞こえた人はお手つきです」と言うと、緊張感が張りつめる。
⑤図工では酒井式ワークをさせる(ありの巣)。ただコピーしてさせ
ただけだが、集中している。傑作が続出。静寂の楽しい時間。
⑥極めつけは、チャレランの「ピラミッドチャレラン」。休憩時間も錯
乱したようにやっていた。
⑦給食システム。4校時終了2分前に、もう一度仕事の確認をして、
目標8分準備と告げ、一気に「散れ~」と号令。給食室が目の前な
のでこういう時はものすごく助かる。僕も黄色いエプロンを着て、せっ
せと大きいおかずを盛る。目標ちょうどあたりに終了(ゼィゼィ)。み
んなでイエイ!と言って、どのクラスよりも先に「いただきます」。
⑧給食おかわりシステム作動。12時45分になると「大きいおかず
5人分」・・・という「おかわりタイム」を告げるかけ声。先週と同様に
女子もおかわりに来る。同じ対応。例外なし。終わり次第メモに入る。
隙間なし。
⑨掃除は第2の仕事までしっかりさせる。例外なし。隙間なし。
⑩給食が早かった分、掃除も早く終わり、すぐに休憩へ突入。だが、
しっかりメモの全員点検はする。合格の人から休憩。それでも全員
が定刻には休憩に入った。押さえるところはゆずらず、でもやるべき
を果たしたならば大いにゆずる。メリハリ。疲れ果てた僕も、説教を
しているクラスを横目に、さっさと休憩に入る。
以上、長くなったけど、僕は黄金の3日間で教えたこと、最初の1週
間で教えた「定型」によって救われた。疲れたけど、良い一日だった。
僕が最初の1週間に無我夢中でやってきたことの意義を、この一日
で強く強く実感することができた。向山先生はこういうことが言いたい
のかな?なんて、フト思う。黄金の3日間の重大さを痛切に思う。
子どもたちは、その名の通り、まだ子どもである。生理的な弛みが頭
をもたげるとき(大きな行事の後など、そういう時が年に何度かありま
すよね)、特に高学年においては、説教は反感を買うだけである。や
る気を削ぐだけである。だからこそ、このような「定型」が不可欠であ
る。と思っている。何よりも希望の光である。
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この記事へのコメント
同感です。定型があることによって、クラスが安定しますね。
Posted by まこと at 2008年05月13日 22:36

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